NATO の教訓
NATO 加盟国の本土は 70 年間、一度も武力攻撃を受けていない
NATO の抑止力は、北大西洋条約の第 5 条と第 6 条に基づく 初期の NATO の防衛戦略は 「盾と剣」
加盟国同士の不満と不信の防止のため、NATO における決定は全会一致の仕組み
この時代も、NATO は軍縮を行わなかった (抑止力としての軍事力が必要と判断) デタントの失敗の教訓 : 西側諸国は 「ソ連も敵対より共存がお互いのためになると判断する」 と考えていたが、根本的に価値観が違うために、いずれは衝突せざるを得ない
デタントの失敗にもかかわらず、NATO は再び宥和政策をとり、同じ失敗をしている 「宥和政策は独裁国を増長させ、状況がより悪化する」
NATO の価値観を共有できれば、東ヨーロッパ諸国の加盟も認めるように ロシアは勢力圏でしか国際政治を考えられないし、小国の主権を尊重しないので、NATO 加盟国の増加自体を敵対行為として認識 国連はほとんど機能していない
国連には世界の殆どの国が加盟しております、価値観の違いが内包されている